いま、会いにゆきます/市川拓司を読んで~運命を受け入れる~

―手に取った理由―

昔、映画を観て感動したので本作を読むことにしました。

―あらすじ―

父子家庭に起こる愛の奇跡――。「愛している」という感情をこれほどシンプルに、しかし深く表現した小説は古今稀でありましょう。限りない優しさに魂が洗われるような、新たなるベストセラー恋愛小説の誕生です。
これほど哀しくて、幸せな涙を流したことはありますか? 「愛している」という感情をこれほどシンプルに、しかし深く表現した小説は稀有と言えるでしょう。父子家庭に起こる愛の奇跡―わずか6週間のその奇跡が、父に子に、永遠に生きつづけるかけがえのない心の宝を与えてくれます。アーヴィング、ヴォネガットをこよなく愛し、リリカルだが湿度のない、軽いユーモアを含んだ語り口が、静謐な慈しみに満ちた愛情の物語をあざやかに描き出します。読者の一人一人が心の奥底で共有できる記憶が、この物語にはあるはずです。哀しいけれど幸福な、最高の恋愛小説です。(本書より引用)

―著者―

市川拓司 (いちかわ たくじ)

1962年、東京都生まれ。独協大学卒業。97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、最初の単行本『Separation』を出版(本書より引用)

―全体を通して―

~運命を受け入れる~

運命を受け入れられるか、これがこの話の主題だと思う。

全体を通して、家族の愛を確かめ合う描写が多い。
でも、そんなに簡単に人を愛せるものだろうか。
そこを受け入れられれば、この本は良いものになると思う。

本書で描かれている愛は童話のような愛だ。
優しい世界。
特に派手なことはないけれど、穏やかで満ち足りた「幸せ」の一つの形を描いている。
本書での家族の姿を見て誰もが幸せだと感じるかどうかは分からない。
でも秋穂家の家族は、巧と澪の2人は確かに幸せを感じていたのだ。

この本はラストの衝撃が大きい。
ラストで登場人物が大きな決断をするのだが、その決断に心打たれた。

映画で見たときの方が感動が大きかった
既に結末を知ってしまっているからというのもある。
しかし、映像が作品の雰囲気をうまく表現できていたのかなとも感じる

―感想―

~読みやすい内容~

会話で話が進んでいるから文字数も少なく読みやすい。
序盤は()を付けたり、回りくどい言い方だったりして、英文を翻訳したのかなと感じる文章だったが、後半につれてその傾向は薄まってきたように思う。

―まとめ―

愛の尊さを感じさせてくれる本。
特に結末は自分にとっては衝撃的だった。

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